ここ100年、アメリカは避けて通る口蹄疫。なぜだろう?

口蹄疫ウイルスは、大きく分けてO型、A型、C型、SAT-1型、SAT-2型、SAT-3型、Asia-1型の7タイプ

ここ100年、アメリカを避けて通る口蹄疫


なぜだろう?


1990年から2002年の間に口蹄疫が発生した国。OIEへの報告に基づく。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC387408/?tool=pubmed


事例(wikipedia:口蹄疫より)

  • 1870年、アメリカ合衆国で9頭。
  • 1899年に茨城県で発生し、1902年まで東京府京都府ほか5県で3,459頭の牛が感染した。その牛で作った種痘ワクチンにより米国で口蹄疫が広がったことがあるという。当時の呼び名は流行性鵞口瘡(ガコウソウ)[16]、鵞口瘡脚熱、牛の舌病、伝染性鵞口瘡、口足病など[47]。
  • 1908年に東京府、神奈川県、兵庫県新潟県で522頭の感染が記録されている。1909年から1999年まで日本での感染の記録はない(感染牛の輸入例があるが)。
  • その頃ドイツでは5年間で370万頭感染した。
  • 1914年、アメリカ合衆国ミシガン州を中心に牛、羊、豚が17万頭。被害総額450万ドル。
  • 1924年アメリカ合衆国カリフォルニア州で、10万9000頭の家畜と2万2000頭の鹿。
  • 1934年、韓国
  • 1967年10月、イギリスシュロップシャーで報告。被害は44万2000頭、3億7000万ポンド。(→en:1967 United Kingdom foot-and-mouth epidemic)
  • 1997年3月19日、台湾新竹市で報告。380万頭以上の豚が殺され、69億USドルの被害となった。それまで台湾は豚肉の輸出国だったが、これにより台湾の豚肉産業は崩壊した。
  • 2000年、3月25日から4月9日に宮崎県で3戸、5月11日に北海道で1戸の感染が確認、6月9日には終息。日本では約92年ぶりの発生となった。
  • 2000年、韓国坡州市の牛から発見され、全国的にイベントの中止などの措置が取られるなどの影響が出た。
  • 2001年、2001年にイギリスで約2000件の感染が確認されることになり、感染発生地点より半径3キロ以内の全家畜をその場で殺傷・焼却・土葬処分する処置がとられ週に80,000 - 93,000頭の家畜が処理されその焼き焦げた死体が積み上げられた姿がテレビに放映された。
  • 2002 FIFAワールドカップを控えた2002年5月2日から同年6月23日までの52日間で、韓国京畿道や忠清北道の都市で16件の発生が確認された。この時点で約16万頭の牛が殺処分された[49]。
  • 2005年4月、中国山東省と江蘇省で報告され、河北省、新疆ウイグル族自治区などに広がった。感染は現在まで断続的に続いている。
  • 2007年8月3日にイングランドの農場で再び感染が確認されたと英国DEFRAが発表した。政府は家畜の移動を全面禁止し、EUはイギリスからの家畜の輸入を禁止した。
  • 2010年、春から夏にかけて、日本の宮崎県南部を中心に広まり、8万8643頭を殺処分した。