昨年の人口減、過去最大21万人…もんじゅ1基分、28万kWは電気要らなくなったぞ!?

2005年から始まった、日本人口の「自然減」が今年はついに21万人に

人口自然減、最大の21万人 出生数最少の103万人 (日経新聞

 2012年の日本の人口減少幅は過去最大の21万2千人にのぼることが31日、厚生労働省の人口動態統計の年間推計で分かった。出生数が死亡数を下回る「自然減」は6年連続。出生数は統計の残る1899年以降で最少の103万3千人。死亡数は124万5千人で、東日本大震災の影響で戦後最多だった11年と比べて減ったものの、少子高齢化による人口減が進んでいる実態が浮き彫りになった。

 年間推計は10月までの速報値などを用いて算出する。

 日本の人口の「自然減」が始まったのは05年。06年は出生数が増えて「自然増」になったが、07年に再び約1万8千人の自然減となり、11年は約20万2千人にまで自然減が拡大した。


記事を見ると、どんどん、人口減少の幅は大きくなっているみたいだが、、、



ところで、21万人が減ると、どのくらい日本の電気が要らなくなるんだろうと思い、ちょっと、おおざっぱに計算してみました。

東京電力によると、1家庭の使用電力を

我が国の一般家庭の契約の平均は約30アンペアです。これを基準にすると、100ボルト×30アンペア=3,000W すなわち1世帯の使用電力は3kWとなります。(東京電力
http://www.tepco.co.jp/nu/qa/qa13-j.html

と、仮定して、発電所が供給出来る世帯数を計算しているようなので、東京を基準に計算すると、

東京の1世帯当たりの平均人数は1.99人なので、21万人の家庭の消費分だけで(家庭外での消費分は含めず)

3kW × 21万人 ÷ 1.99人 = 31.6万kW

昨年の人口減で電気が不要になったということでしょうか?



これって、もんじゅ1基分、28万kW より、大きな減少ってことですね。




国土交通省による、日本の人口予測によると
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/kokudo01_sg_000077.html


40年後、2050年に人口の3割が減少
90年後、2100年に人口の5割が減少

ということですので、

省エネや節電などを行わなくても、
電力会社、原発賛成派の言い分を最大限認めたとして、

2050年には
現在の原発の発電量に匹敵する電力は
日本では不要ということになっちゃいますね。


しかも、近年は省エネ技術が年々進歩し、一人当たりの電力消費量も2005年ぐらいから、減少に転じてますので、今後、加速度的に日本の電力消費量は減って行くのかも知れませんね。